ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています。毎日更新中@福岡

ゲイブログを書く前後<17>

このサイトを立ち上げて文章を書き始めて、すぐに困った出来事が2つ起こった。ボクの文章を書く能力の低さゆえに、どう書いたらいいのか?どう表現すればいいのか?分からないことがあった。過去にストーリーを書いた経験なんてなかった。完全に素人の状態で…

ゲイブログを書く前後<16>

この人……ヤシュウっていうのか…… 確かヤシュウさんのサイトのどこかの文章に書いてあったけど、ほぼ同じ年齢だったはず。文系出身で就職氷河期で就職先が見つからずシステムエンジニアになっていることなどボクとの共通点が多かった。 それにしてもゲイブロ…

ゲイブログを書く前後<15>

あれ……このはてなブログのゲイグループの管理人ってchuckさんじゃないか! ゲイグループの管理人には、見慣れた名前があった。まさかこのサイトを始めるきっかけになったchuckさんが、ここでまた目の前に現れてきたことに驚いた。 ボクはこのはてなブログの…

ゲイブログを書く前後<14>

そんな訳で色々な経緯があって、ボクはゲイブログを毎日書き始めた。 ここで全く話はそれるけど、ボクが文章を書いている環境について説明する。文章を書く環境を整備していたらこんな状態になってしまった。 ボクは文章を書く際に、主にパソコンで書いてい…

ゲイブログを書く前後<13>

ゲイブログを書き始めることを決めてパソコンの前に座ったのは、2017年1月25日の夜のことだった。 いつの時代から書き始めようかな? 自分の過去の出来事を書いた大量に書き込んだメモ帳をめくってはそう悩んでいた。 書きやすい時代となると、現在に近い「…

ゲイブログを書く前後<12>

彼はそのまま目の前で寝ている観客を気にすることもなく歌い続けていた。酔っ払って寝ているせいか、かすかにいびきのような音まで聞こえていた。 ボクはどんな気持ちで歌い続けているのかが知りたくて、じっと彼の顔を見続けていた。でも彼は最後まで一切表…

ゲイブログを書く前後<11>

雨の中、薬院まで歩いてたどり着いたのはライブ会場というか……居酒屋兼ライブもできますという地下に続く階段を降りた狭い場所だった。ボクより前に来ていたのは8人たらずだった。もともと最大で30人くらいしか収容できなかったけど、それでも参加人数の少な…

ゲイブログを書く前後<10>

この3つ目の歯車の件だけど、ここに書くべきか迷っている。 ボク自身が腑に落ちていないところもあって、あまりに漠然としていて、きっと読んでいてもそんなに面白くないと思ったからだ。こうやって文章を書いている今も書くべきなのか迷いながら書いている…

ゲイブログを書く前後<9>

ボクは自分のサイトを消した後も、chunkさんのサイトが更新される度に訪れて読んでいた。自分の書いた文章の何が気に入らなかったのかは、chunkさんの書いた文章と比較しているとすぐに分かった。 よくあるブログの文章で「●●●を食べました」とか「●●●に行き…

ゲイブログを書く前後<8>

パソコンの前に座って、「さぁ文章を書こうか!」と思ってはみたものの、事前に何を書くのか全く考えていなかった。パソコンの前に座れば自然と文章が書けるだろうと楽観していた。 とりあえず「ゲイの世界」を簡単に紹介していけばいいよね……あんまり踏み込…

ゲイブログを書く前後<7>

真夜中に有料ハッテン場から家に戻って来て、すぐに文章を書くための準備を始めた。思い立ったらすぐに行動したくてたまらなくなった。 もうこれ以上は待つのはやめようと思った。10年以上も待っていても誰も現れなかった。何も起こらなかった。それなら待つ…

ゲイブログを書く前後<6>

ボクは自分で何かを作るよりも他の人が作った本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を見たりするだけで満足していた。世の中には一生をかけても消費しきれない娯楽作品が既にあふれていて、それに次々と新しい作品が生み出されていた。自分がわざわざ文章を書…

ゲイブログを書く前後<5>

福岡の有料ハッテン場に来ていた。福岡に引っ越ししてから冬場になると年に2回〜3回くらいは有料ハッテン場に通うようになっていた。なんで冬に行くのかといえば寒くて人肌が恋しいからかもしれないけど、理由ははっきりと分からない。 ボクは有料ハッテン…

ゲイブログを書く前後<4>

読み終わった 『ボクの彼氏はどこにいる?』は本棚に眠っていた。でも時々は本棚から取り出してパラパラとめくって気になった箇所を読み直したりしていた。やっぱり、この本と似たようなゲイの人がどんな風に考えて生きてきたのか赤裸々に書いた文章を読んで…

ゲイブログを書く前後<3>

モヤモヤとした気持ちは残ったとしても、この本が初めて心の底から共感できたものであったこと間違いなかった。 ボクは家に戻ってからインターネットで『ボクの彼氏はどこにいる?』と似たような同性愛関連の書籍が販売されていないか探してみた。思い返せば…

ゲイブログを書く前後<2>

『ボクの彼氏はどこにいる』 この本に出会った時、ボクは転職して既に東京から福岡に引越していた。このサイトで何度も出てきている天神のジュンク堂という大型の本屋の2階の小説コーナーで見つけて購入した。そのまま隣にあるスターバックスに移動してカバ…

ゲイブログを書く前後<1>

なんか妙なタイトルの小説が置いてる…… ボクは本屋の小説のコーナーの棚の前に立っていた。そして何か興味を引くような小説がないか探している時だった。作者名が50音順に並んでいて「あ行」を通り過ぎて「い行」に差し掛かった時のことだった。奇妙なタイト…

それでもボクは盗ってない<12>

それは授業の合間の休み時間に起こった。 「もう次から要らなくなったから借りてた体操服を返すね!」 他のクラスの背の高い同級生がずかずかと教室に入ってくるなり、そう言って体操服入った袋を同級生に放り投げた。彼は素行の悪いので有名な同級生だった…

春になるのが待ち遠しい

今日は最近、思っていることを書いていきます。 あまり詳しくは書けないのですが、来月に福岡で開催されるLGBTのイベントに参加するつもりです。それと春に開催される福岡のイベントと福岡県外のイベントに可能であれば2つとも参加してみようと思っています…

それでもボクは盗ってない<11>

最悪だった。 理由は分からないけど、せっかく体操服が見つかって騒ぎは収まるかと思っていたのに再燃してしてしまった。再び燃え広がった火は前回よりも激しく燃えていた。 「また神原が盗ったんじゃない?」「やっぱりあいつ怪しいよね?」「やっぱりホモ…

それでもボクは盗ってない<10>

ボクは慌てて彼から視線を逸らした。 向こうで騒いでいたメンバーが徐々に静かになっていった。そして小声でヒソヒソ話し始めた。 「もしかして盗ったのってあいつじゃない?」「あっ……そうか神原なら可能性がある」 そんな話し声が微かに聞こえてきた。ボク…

同性愛者の性長記録<9−5>

なんで三島由紀夫の小説を置いている位置が変わってるんだろう…… 制服を脱いで私服に着替えてから居間に移動すると兄貴が寝転がって小説を読んでいた。 その兄貴が手に持っている小説を見て、すぐに状況が理解できた。その小説はボクの本棚にあるはずのもの…

同性愛者の性長記録<9−4>

夜になって自室に籠ってから、ボクはカバンの中から『仮面の告白』を出してベッドに寝転がって読み始めた。 合計で約200ページあったけど、半分まで一気に読み進めた。 糞尿汲み取り人の股引きに惹かれた……? ジャンヌダルクの絵を見てを「男」だと思ってた…

同性愛者の性長記録<9−3>

学校の帰り道に本屋に入って三島由紀夫の小説を置いている棚の前に立った。 やっぱり三島由紀夫の小説はオレンジ色の背表紙で統一されていた。お目当だった「仮面の告白」もオレンジ色の背表紙の中にすぐに見つけた。 ボクは周囲に人がいないことを確認して…

同性愛者の性長記録<9−2>

「三島由紀夫」という有名な小説家がいる。 自分の記憶を紐解いていくと、テレビで出ているおかまキャラを除けば、一番最初に遭遇したゲイが「三島由紀夫」だった。もしかしたら地方に住んでいる多くのゲイの人たちにとっては似たような状況だったのではない…

それでもボクは盗ってない<9>

修学旅行の話から少し前……高校2年後半に話は戻る。 問題だった体育の時間。 ボクは体育の授業のある日を全て休むことはできないから授業を見学することにした。ただ問題は体育の先生が見学を許可してくれるかどうかだった。 体育の先生は学校内で一番の暴力…

同性愛者としての初体験<13>

この後、回数は忘れてしまったけどボクとヒロト君とは何回か肉体関係を持った。一緒に遊んだりもした。 この頃、ボクは思い出す。 ヒロト君がゲイであることに気がついた日のこと。電車の中で彼からゲイであることを打ち明けられた日のこと。大学時代に再会…

LGBTブームと気持ちの変化<9>

天神に戻ってから、適当に目についた喫茶店に入ってコーヒーを飲みながら体を温めていた。そしてカバンの中から手帳を出してさっきの出来事をメモしていた。自分がどう行動したのか。自分がどう思ったのか。覚えている限りを急いでメモした。 日曜日の天神は…

LGBTブームと気持ちの変化<8>

ノンケの人たちからすれば平凡な望みなのかもしれない。でもゲイであるボクには一度は無理だと諦めてしまった望みだった。誰かと感情をぶつけあいたかった。誰かのために自分の時間を使っていきたかった。そうやって感情や時間を分かち合いたかった。 それと…

LGBTブームと気持ちの変化<7>

ボクが一番望んでいること。それは「分かち合うこと」。 「幸せ」や「喜び」といった感情を誰かと分かち合っていくこと。 「怒り」や「悲しみ」といった感情を誰かと分かち合っていくこと。 「プラスの感情」も「マイナスの感情」も、ぐちゃぐちゃでもいいか…