ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています。毎日更新中@福岡

ゲイショップに関する思い出<3>

京都に『ルミエール』ができたらしいよ。 ボクが大学を卒業して京都から離れる直前くらいに、ゲイ向けの出会い系の掲示板サイト上の書き込みを読んでいて、京都市内に『ルミエール』がオープンしたことを知った。 当時、ボクは『ルミエール』という言葉が何…

ゲイショップに関する思い出<2>

ボクが初めてゲイ向けのアダルトショップに行ったのは大学時代だった。 ここで言うゲイショップについて補足しておくけど、例えば有料ハッテン場の受付近くにあるアダルト商品を扱っているスペースではなく専門ショップのことを指している。 ボクの大学時代…

ゲイショップに関する思い出<1>

「初めてアダルトショップに行ったのっていつだったかな?」 先日、彼と電話で話していると、そんな話題が突然に始まった。 その日の夜は新年会があって、数カ月ぶりにアルコールを飲んだ。 彼に「あんな料理にお金を払うくらいなら、先日一緒に行ったイタリ…

足りないものを補い合っていくこと

ボクは人に比べて一般的な知識が少ない。 彼と付き合い始めてからというもの、つくづく実感している。 世間の人が当然に知っているような一般知識が欠落している部分が多く、ずっと一人で生きて自分の興味がある分野にだけ関心を持ってきたからだと思う。 ボ…

僕が秘密にしていること<下>

ボクの高校時代に起こった出来事の中で、いくつか絶対に書けないことがある。 恐らく、今ならマスコミ案件になってそうな 出来事で、一部マスコミ案件になりかかってしまったんだけど、これ以上は書けない。 この件について詳しく書いて、同じ高校の同級生が…

僕が秘密にしていること<上>

小学時代。中学時代。高校時代。大学時代。社会人時代。現在。これから先のこと。 このサイトでは、ボク自身のいろいろな時代を書いてきた。 このサイトを定期的に読んでくれている人は、どの時代の文章が一番好きだろうか? いろいろな時代について書いてき…

二度と戻りたくない場所<9>

なんだか、あの公園に戻ったら15年前の自分が、今もまだベンチに座っているような気がした。大学時代、寒い冬の夜も、暑い夏の夜も、ベンチに座って誰かを待っていた。そんな自分がいなかったとしても15年前の自分に似た誰かがベンチに座っているような気が…

二度と戻りたくない場所<8>

ボクらは車に乗って元来た国道に戻った。 きっと彼は「あの公園に一緒に行ってみたい」と興味本位で言っただけだと思う。特に何か深い考えがあって誘ってくれた訳じゃないと思う。でもボクはあの公園に連れて行ってくれたことに感謝していた。 「もう二度と…

二度と戻りたくない場所<7>

駐車場に停まっている白い車の中では、下を向いてスマホをいじっていた男性が顔を上げて、じっとボクらの方を観察していた。 ボクは車から視線を外しながらも目の端で、じっと車内の男性の姿を捉えていた。きっと「こいつらは何者なんだろう?」と思われてる…

二度と戻りたくない場所<6>

「あれっ? あの白い車って……さっき森の方に停まっていた車じゃないですかね?」 ボクは駐車場に停まっている白い車を見て、どこか見覚えのある車体だと気が付いた。 その白い車は、ボクらが公園に来た最初から停まっていた。車のエンジンはかかったままで最…

二度と戻りたくない場所<5>

「誰かいますね」 ボクは隣を歩く彼に向かって小さく呟いた。 ボクらはその人の姿が目に入った瞬間、反射的に繋いでいた手を放した。眼の先には40代を少し過ぎたぐらいの男性がいて、まっすぐにこちらに向かって歩いていた。ボクらとその人との距離はどんど…

二度と戻りたくない場所<4>

その掲示板サイトを見ながら「乱立」や「混沌」という言葉が頭の中を巡った。 駅のトイレ。デパートのトイレ。公園のトイレ。公園の駐車場。銭湯。サウナ。大学のキャンパス。その他の細かい場所。 さらに、その出会い系の掲示板サイトには、野外のハッテン…

二度と戻りたくない場所<3>

「あそこのフェンス裏の何本か木が生えている辺りはスポットぽいです」 「あそこの木が鬱蒼と生えて薄暗くなってる辺りもスポットぽいです」 「あぁー懐かしい。京都時代に似たような場所を沢山見ました……」 ボクは指差しながら彼に説明をしていた。 懐かし…

二度と戻りたくない場所<2>

ボクらが歩いているのは比較的に新しくできた公園のようだった。 「こういった野外のハッテン場って、どういった経緯でできるんですかね?」 彼は疑問に思っていることを口に出した。ボクも大学時代に似たようなことを疑問に抱いたことがあったのを思い出し…

二度と戻りたくない場所<1>

ボクらは二人して震えながらポケットに手を入れて「寒い!」と叫んでいた。 そんなボクらの頭上を爆音を立てながら飛行機が通り過ぎた。 「ギャー怖い!」 ボクらの頭上のほんの数十メートル上を飛行機が爆音を上げながら通り過ぎていった。飛行中の機体にこ…

ゲイブログに書くネタを思いつく瞬間

最近、他の方が書いたブログを読んでいて 「そういえばブログに書きたいネタってどんな時に思いつくんだろう?」 と何気なく思った。 ボクはブログに書きたいネタがまだ沢山ある。 最近はネタは沢山あるのだけれど、じっくり文章を書く時間が取れなくて悩ん…

カミングアウトした過去と他人との距離感<11>

IT業界。 特にシステム開発の世界はパソコンに向かってプログラミングだけしていればいい。 人間と向き合う必要もなく、パソコンに向き合って与えられたスケジュールを守って仕事をすればいい。そんな予想をして社会人になって仕事を始めたけど、ボクの子供…

カミングアウトした過去と他人との距離感<10>

最近は美術館めぐりをやりすぎてしまって、あの時みたいな感動を味わうことが少なくなってしまった。 ちなみにボクが今好きなのは『坂本繁二郎』という画家の描いた絵だ。 この画家は福岡出身で有名な作品として『放牧三馬』がある。地元出身だけあって福岡…

カミングアウトした過去と他人との距離感<9>

セザンヌの絵を見て衝撃を受けて会場から出た後、この衝撃的な感覚をどこで味わったように感じて、高校時代の同級生が描いた絵を見たときの衝撃と同じだと気が付いた。 ある日、自分の世界が突然に広く開けて、それまで分からなかったものの凄さが分かるよう…

実家の両親に伝えたいこと

年末らしいけど、昨夜から朝方まで仕事があった。 それで昨日の朝からツギハギのように仮眠を取るだけで3時間くらいしか寝ていない。そのまま早朝に仕事が終わって家に帰って電車に乗って西鉄薬院駅まで行って、それから徒歩で博多駅まで来た。 そして博多駅…

カミングアウトした過去と他人との距離感<8>

最初の頃は、多くの人と同様に印象派の絵画を集めた展覧会が好きだった。 特に印象派の『モネ』や『シスレー』や『ゴッホ』といった画家の絵が好きだった。そのうち絵画だけでなく、仏像だったり陶芸だったり屏風だったり浮世絵だったり絵巻物だったりと、異…

カミングアウトした過去と他人との距離感<7>

ボクはその日から彼の描く絵が大好きになった。 美術の授業が終わる度に、彼の絵がどこまで完成したのかを確認するのが日課になった。美術室に誰もいない時に、書きかけの油絵を乾燥させるための保管棚から、こっそりと彼の絵を取り出して眺めていた。 彼は…

カミングアウトした過去と他人との距離感<6>

ボクのもう一つの趣味。それは「美術館巡り」だ。 かなり美術的な話に逸れてしまうけど、いつか書くつもりだったので、この場で書いてしまうことにする。 初めて美術館に行ったのは『シャガール』という画家の展覧会だった。 シャガールの代表作が勢ぞろいし…

カミングアウトした過去と他人との距離感<5>

大学時代から社会人時代の前半までの間、学校や職場以外の面でも人と深く関わること避けていた。この時期、誰かが作り上げた創作の世界。作品の世界にのめり込むことで時間をつぶしていた。そうやって時間をつぶすことで孤独感を感じないようにして現実から…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2019年にやりたいこと後編)

来年やりたいことの「1つ目」の「他のゲイの人たちのために何か後押しをしてあげたい」と「2つ目」の「フィクションの小説のような文章を書きたい」だけど、1つ目と2つ目を別々にして考えるのではなく、2つまとめて取り組んでいけばいいような気がしてい…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2019年にやりたいこと前編)

こうやって一年間を振り返ってきたけど二言につきる。 一言目「いろいろなことがありすぎた」。 二言目「楽しかった」。 あまりに単純な言葉だけど、これが正直な感想だ。 たった「一年」で自分の状況がここまで変わるとも予想もしていなかった。それで年末…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2018年10月-12月)

2018年の10月からの続きを書きます。 10月は、ゲイとしてイベント参加などの活動は全くしていなかった。この時期、9月末に「ある議員」が雑誌に投稿した文章について、テレビやインターネットで物議を醸していた。ちゃんと自分の目で書かれた全文を読んでか…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2018年7月-9月)

2018年の7月からの続きを書きます。 7月は、ゲイとしてイベントなどの活動は全くしていなかった。ただ黙々と文章を書いている毎日の中、ちょっと辛い出来事に直面してしまった。 この件は現時点では文章に書くことができない。 もし書くことができたとしても…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2018年4月-6月)

2018年の4月からの続きを書きます。 4月1日には熊本の辛島公園で開催されたレインボーパレードに行ってみた。 mituteru66.hatenablog.com 相変わらずパレードといったイベントには、一歩踏み出すことが出来なかったけど「ある女性」と出会えたので、むしろ参…

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2018年1月-3月)

まだ年末までもう少しだけ時間があるけど、今年の1月から書いた文章を読み返しながら一年間を振り返ってみることにする。 今年一番最初の出来事は、1月中旬に福岡市の冷泉公園で行われたイベントに行ってみたことが皮切りだった。 mituteru66.hatenablog.com…