ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

第13章 同性愛者としての初体験

同性愛者としての初体験<12>

「本当に気持ちがいいのかな……」と思いつつ恐る恐るヒロト君の乳○のあたりを触ってみた。 「あっ!」 急にヒロト君の表情が変わった。「感じているようだけど、これって演技じゃないの?」と思いつつ様子を見ていると、凄く興奮していて演技ではなそうだった…

同性愛者としての初体験<11>

「とりあえず布団をひいて電気を消さない?」 ボクの言葉にヒロト君は頷い抱きしめていた体を離した。ボクは急いで敷布団とタオルケットを押入れから出してひいた。そして天井の電気を豆電球にした。そしてお互い苦笑いしながら服を着たまま抱きしめ合った。…

同性愛者としての初体験<10>

「ねぇ・・・本でも読む?」 話す内容が思いつかなかったボクは棚から二冊の本を渡した。少し前に本屋で買った同性愛をテーマにした本だ。ノンケの友人には読ませることはできないがヒロト君は別だ。ボクらは床に座った。ヒロト君は受け取った本のページをペ…

同性愛者としての初体験<9>

「じゃあ神原さんの家でしようか?」 その言葉をきっかけにボクらは店を出ることにした。店を出てからタクシー捕まえて、ボクはタクシー運転手に行き先を告げた。運転手がいる手前、ボクらは同性愛に関する話題を避けて会話していた。友達のように話してるボ…

同性愛者としての初体験<8>

「まだ有料ハッテン場に行く勇気はないよ」 ボクは誘いを断った。 「それにボクなんか行っても相手にしてくれる人がいるかな?容姿とか全く自信がないけど」 「俺だって相手ができたくらいだし、若ければ誰かしら相手はできるよ」 「そんなものかな・・・で…

同性愛者としての初体験<7>

「サポーター?」 サポーターが何なのかすぐには分からなかったが、どこかで聞いたことがあるような気がした。 「知らない?ここから歩いて十分くらいで着く河原町通り沿いのハッテン場だよ」 「もしかして・・・有料ハッテン場のサポーターのこと?」 「そ…

同性愛者としての初体験<6>

ヒロト君はあっさりと答えた。 「ハッテン場?知ってるよ」 ヒロト君の言葉を聞いて信じられなかった。真面目で成績優秀なヒロト君のことだ。ハッテン場なんて知らないと思っていた。 「本当に知ってるの?」 「うん。ネットで調べて知ったよ」 「そうか・・…

同性愛者としての初体験<5>

ボクらは話したいことが沢山あった。でも、いきなり本題には入らずに、高校時代の思い出の話。同級生の進学先の話。大学生活の話などあたり触りのない会話から始めた。そして打ち解けてきた頃合いを見計らって、ボクの方から本題を切り出した。 「そういえば…

同性愛者としての初体験<4>

話したいことがあるから今夜飲まない? ボクは喜んでメールの返信をした。 いいですよ。こっちも話したいことが沢山あります。 ボクには本当にヒロト君と話したいことが沢山あった。すぐにヒロト君からも返信がきた。 じゃどこで飲もうか? 知り合いのいない…

同性愛者としての初体験<3>

同じ大学にいた同級生がヒロト君でよかった。もし他の同級生だったら、「神原って相変わらず男が好きなの?」と質問されたかもしれない。そうなったら今まで同性愛者であることを隠してきた頑張りが無駄になってしまう。その点、同じ同性愛者のヒロト君は安…

同性愛者としての初体験<2>

まさか高校時代の同級生が同じ大学に通っているなんて思いもしなかった。ボクは思ったことを素直に口にした。 「なんでヒロト君がここにいるの?」 「えっ・・・同じ大学だからだよ」 戸惑っているボクを見てヒロト君は何か思い当たったようだ。 「そういえ…

同性愛者としての初体験<1>

大学2年生の7月になった。イサムさんと出会いがあってからのボクはというと大学の授業が本格的に始まってしまい同性愛者としての活動はしなくなっていた。主だった活動をしない代わりにインターネットを見て知識を蓄えていた。 ボクは同じゼミのメンバーのシ…