ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています。毎日更新中@福岡

第23章 深夜のカミングアウト

深夜のカミングアウト<9>

ボクは派遣社員からの寄せられる奇異の目線を無視してパソコンの設定にいそしんでいた。しばらくするとパソコンの設定も終わってしまったので、ボクが次に参加するプロジェクトのリーダーから声をかけられ、打ち合わせをすることになった。既に導入している…

深夜のカミングアウト<8>

客先へのシステム導入がひと段落した時点で、ボクは東京の本社に戻ることになった。これからは、何か大きなトラブルが発生した時や、月に一回ぐらいのペースで客先に顔を出せばいいことになっていた。 数ヶ月ぶりに東京に戻って、ボクは新幹線から降りて、そ…

深夜のカミングアウト<7>

ボクはベッドに寝転がったまま携帯に保管している写真を見ていた。ボクは写真を撮るのも撮られるのも嫌いだけど、それでも何枚かの写真を保管されていた。その中には飲み会や社員旅行の写真があって、村上君が映った写真が何枚かあった。写真に映った彼の姿…

深夜のカミングアウト<6>

話は元に戻る。 ボクは村上君の真面目で几帳面すぎて性格的にもキツイくて、うまく周囲と溶け込めなくて抗っている姿がたまらなく愛おしく思えていた。 ストレートに言うと、彼は「めんどくさい性格」なのだ。 その「めんどくさい性格」が、人間臭くてボクに…

深夜のカミングアウト<5>

そもそも村上君のどういうところが好きになったかというと、ボクが同性を好きになるパターンとして、自分に持っていないもの(性格や生き方など内面的なもの)を持っている人に対する憧れから始まって、徐々に恋愛感情は高まっていくという点があるけど、村…

深夜のカミングアウト<4>

地方のある会社にシステム導入をするため、ボクは一ヶ月近く出張することになった。客先に常駐して、客と打ち合わせをしたり、納品してから発生した障害対応や要望対応などしたり、それに操作教育や、導入した客から呼び出されて、操作説明をしたりしていた…

深夜のカミングアウト<3>

ボクは同じ部署に配属されていた同期の村上君と一緒に新人教育にあたることになった。これは新人にとっては飴と鞭のようなものだ。 「神原さんと村上さんって対照的ですよね。でも対照的なせいか仲がいいですよね」 ある日新人からそんなことを言われた。 真…

深夜のカミングアウト<2>

それにしても高校時代、ホモのキャラクターを散々に演じてきたけど、社会人になってから、それが役に立つとは思わなかった。 「○○さん(男性)って可愛いですよね」「○○会社なら、○○さん(男性)が一番カッコよくないですか?」「○○さん(男性)の○○(体の部…

深夜のカミングアウト<1>

ホモを装った人。 それがボクの社会人一年目でついたキャラクターだった。そのキャラクターはどうあがいても消えなくなっていて、ボクは諦めに似た心境で過ごしていた。ただ正確に言うと「本当にホモなのだけれどホモを装った人」となる。なんだか複雑になっ…