ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています。毎日更新中@福岡

同性愛者の性長記録<18>

ボクはテレビのリモコンを手に取った。そして勇気を出して有料チャンネルのボタンを押した。すると予期していたが直ぐに裸の女性が画面に現れた。ボクは少し目を背けつつも次々と有料チャンネルを変えていき、ある有料チャンネルで停止した。そして部屋のカ…

同性愛者の性長記録<17>

えぇ! なんで急に裸の女性が出て来たの? ボクは慌てて手元のテレビのリモコンを見た。自分が押したと思われるボタンを見ると、「有料チャンネル」と記載されていた。テレビの中では綺麗な女性がドアップで映っていて、激しく声をあげて若い男性とセックス…

同性愛者の性長記録<16>

もちろんN君の写真を見ながらニヤニヤしているだけでなく、その写真をおかずにした時もあった。おかずにする時は、本や物差しで写真上からN君以外の邪魔な二人を排除してからだ。それは……好きな人の写真を持っていたら、当然の帰結な訳でその辺りは許して欲…

映画『二十才の微熱』の感想

二十才の微熱 [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン 発売日: 2002/03/20 メディア: DVD クリック: 3回 この商品を含むブログ (2件) を見る まずは内容をかいつまんで説明する。ネタバレを含むので、もし映画を見るつもりの人は読み飛ばしてほしい。 主人…

同性愛者の性長記録<15>

ボクは家に帰って封筒からこっそりとN君の写真だけを取り出して、本棚にある滅多に開かない参考書の間に挟んでおいた。もし母親に写真を見つかっても、ボクがその写真に写っている男の子のことを好きだなんて思わないだろうし、「何だろ……この写真? 誰かに…

同性愛者の性長記録<14>

当時はただ単純に好きな人の写真を手元に置いておきたいというくらいの願望だった。まさか……いきなりおかずにしようなんてことは考えてもいなかった。誰にでも「好きな人の写真が欲しい」って同じような願望は持つと思う。ただ……ボクの場合は、好きになった…

同性愛者の性長記録<13>

ここで少し中学時代にまで時間を遡ることになる。 今まで散々とアニメや漫画のキャラクターをおかずにしてきた恥ずかしい話ばかり書いていたが、ようやく実在の人間についても話をしていく。前にも書いた通り、性の目覚めとともにボクはアニメ雑誌を使ってア…

小説『怒り』の感想

怒り(上) (中公文庫) 作者: 吉田修一 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2016/01/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (23件) を見る 正確に言うと同性愛コンテンツではないのだけれど、ゲイの登場人物が出てくるのでこのサイトで紹介する。吉田修…

同性愛者の性長記録<12>

その古本屋で同人誌に出会ってからというもの、ボクは学校の帰り道に古本屋に立ち寄っては、こそこそと同人誌コーナーから本を取り実用書コーナーに移動して、こっそりと立ち読みを繰り返していた。 そんな高校三年生のある日の夕方のことだった。 学校から…

同性愛者の性長記録<11>

ボクが初めて同人誌を手にとった高校時代には、まだBLという言葉も流行っていなかった。ボクがBLという言葉を初めて聞いたのは大学生になってからだ。 ボクはその本を持ったまま、ほとんど人が来ない実用書コーナーに移動した。そして本を開いてじっくりと内…

同性愛者の性長記録<10>

田舎で育ったボクはそもそも「同人誌」というものを全く知らなかった。その同人誌がある棚の前で立ち読みしている人を見かけたことはあるけど、女性ばかりだったのでボクには縁のない棚だと勝手に思い込んでいた。 ボクが手に取った本は原作をもとに独自に創…

同性愛者の性長記録<9>

さて……H書店には本当に同性愛者向けの本があったのだろうか? 今となっては確認する術もなくなってしまった。それはボクが社会人になってからH書店が潰れてしまったからだ。ボクがH書店に入ったのは、その一回きりだった。裸の女性がプリントされたエロ本に…

小説『ラブセメタリー』の感想

ラブセメタリー 作者: 木原音瀬 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017/08/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 今回感想に書く『ラブセメタリー』だけど、はっきり言うと感想が書きにくい。それはこの本が『同性愛』ではなく『…

同性愛者の性長記録<8>

ボクは瀬戸君の側に行って、彼がどんな雑誌を読んでいるのかそっと覗き込んだ。雑誌には水着姿の綺麗な女性がいた。彼はボクの方を一瞥したけど嫌がる素振りも見せないで、一緒に見ていることを気にすることもなく集中して雑誌を見ていた。 瀬戸君は何を考え…

初めて抜いたオカズを暴露してしまった

前職のノンケ友人(村上)との会話でカミングアウト済み関係です 村上:激しい雨が心を震わせる〜あの日のように〜♪(*´∀`*)~♪ 神原:お願いだから止めてくれ! その主題歌を歌うのは……ボクのおかずがバレてしまう(;´∀`) 村上:STAND UP TO THE VICTORY〜…

同性愛者の性長記録<7>

瀬戸君と向かうH書店の軒先では、休日にも関わらず朝早くから立ち読みをしている人が沢山いた。もちろん立ち読みしているのはエロ本だ。定年を過ぎたおじさんや、日曜にもかかわらずスーツを着ているサラリーマンらしき人、そして高校生らしき学生が立ち読み…

同性愛者の性長記録<6>

次の日曜日、ボクはH書店の近くにあるCDショップに来ていた。そわそわと落ち着かない気持ちで、窓から外に目を移すとH書店の軒先が見えた。 H書店に入ってみたい……でもその勇気が持てないな。 ボクがそう思いながらCDショップを不審者のようにウロウロしてい…

同性愛者の性長記録<5>

さて、少しだけ話は進んで中学時代を卒業して高校一年になる。 「そういえば……神原って『H書店』って知ってる?」 教室で同級生と雑談をしている最中、突然にそんなことを言われた。 「H書店? もちろん知ってるよ」 その書店はボクの地元では有名だった。有…

同性愛者の性長記録<4>

そんな訳で、ボクは夜になると自室にこもってアニメ雑誌を並べて夜のオカズにしていた。 きっと今の子供たちからすれば、何でこんなことをしているのか分からないだろう。今の子供たちはインターネットがあるから、すぐにゲイ向けの画像や動画も見れる。それ…

同性愛者の性長記録<3>

そういば、こんなことがあった。 ボクがぐっすりと眠りの世界に入っていると、カーテンを開ける音が聞こえた。 「たかおみ。朝よ起きなさい!」 朝になって母親がボクを起こしに来たのだ。 「う〜ん。むにゃむにゃ」 ボクは寝起きがとてもいい。布団からすぐ…

同性愛者の性長記録<2>

そもそもボクにとって「同性愛への目覚め」と「性の目覚め」は、中学一年生と時期もほとんど同じだった。確か「同性愛への目覚め」が少しだけ早くて、すぐに「性の目覚め」がやってきた。 もちろん最初に「おかず」にしたのも同性が相手だった。ただ「同性愛…

同性愛者の性長記録<1>

ボクの目の前では裸の男性同士が激しくセックスをしていた。 これは凄いや…… ボクは唾を飲み込んで興奮しながら二人の様子を見ていた。生まれて初めて男同士でセックスをしている姿を見てしまった。今まで自分の頭の中の妄想だけでしかなかった世界が目の前…

同性愛者の住宅事情<6>

長々と話が逸れてしまった。そんな訳で色々と悩むところがあって、選択肢の中から無難な「賃貸アパート」を選んでいる。 ボクだっていつか結婚する可能性があるかもしれないし(今のままだと限りなくゼロに近いけど)、もしもの時に、家族構成が変わって不動…

ゲイにとっての保毛尾田保毛男

おぉ……懐かしいキャラクターが登場したな。今日の夕方に「保毛尾田保毛男」に関するネットの記事を見た時にそう思った。 現在、読んでいる『カミングアウト・レターズ』という本の中にも、以前に読んだ石川大我さんの『ボクの彼氏はどこにいる?』という本の…

映画『カミングアウト』の感想

カミングアウト [DVD] アーティスト: 高橋直人 発売日: 2015/06/05 メディア: DVD この商品を含むブログを見る 映画『カミングアウト』をようやく見終えた。 三週間くらい前に勇気を出して購入して、たった90分の映画なのに鑑賞を終えるまで三週間近くかか…

兄貴への手紙<4>

ボクは兄貴が好きだよ。子供の頃からボクのことを可愛いがってくれてたのは分かってた。 自分の弟がゲイだったなんて兄貴にとっても嫌だと思うだろうけど、なんだかんだ言って兄貴は優しからボクがカミングアウトしても受け入れてもらえる自信があるんだ。で…

ゲイアプリの写真について思うこと

ゲイアプリについては、いつか詳しく思う事を書こうかと思っていたけど、そのゲイアプリに載せている写真について言及された以下の記事がありました。 ボクもゲイアプリは使ったことがあるんだけど、すぐに止めてしまった。実はゲイアプリを使っていた際、go…

兄貴への手紙<3>

◇ この場を借りて、兄貴に秘密の手紙を書きます。 「早く結婚して子供を産んで、俺にも祝いをさせてくれよ」 そう言ってくれたよね。ボクは適当に笑ってごまかしたけど。今のままでいくと、きっと兄貴からお祝いを受けることはなさそうだ。兄貴はボクのこと…

兄貴への手紙<2>

◇ 職場で仕事をしているとき、スマホのメールの着信音が鳴った。メールの相手を確認すると兄貴からだった。 お盆は帰省できるの? また……帰省の確認のメールか。ボクはメールの返信をしないでスマホを置いてから仕事を再開した。年末年始。ゴーデンウィーク…

兄貴への手紙<1>

ボクの目の先には滑り台の上に立っている男の子がいた。その子はボクの方を振り返って得意満面に手を振っていた。 危なかっしいな…… ボクはその子を見てヒヤヒヤしていた。ボクの気も知らないその子は滑り台を滑って降りて来た。楽しくてたまらないようで、…