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ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

はじめてのカミングアウト<3>

第3章 はじめてのカミングアウト




クラス内では立たない層で密かに生きてきたが、カミングアウトすることで今まで話したことのない同級生と話すことになった。相手がボクに対して興味を持って話しかけてくるので、人付きいが苦手だったボクにはありがたかった。カミングアウトがどの辺まで伝わっていたのか思い返すと、先生には伝わっていなかったと思う。ボクがゲイであることを先生にわざわざ報告する生徒なんていなかったようだ。

普通に考えれば、N君にも迷惑な話である。ホモに好かれたなんて烙印を押されてしまったのだ。ボクとN君が話していると同級生からニヤニヤした視線が刺さってくるが、N君本人が全く気付いていなかったようだった。

中学生時代に始まったボクのカミングアウトは高校生時代になると、留まるどころかエスカレートして行くことになる。

「ホモとかきもいし死ね」

「ホモとかマジで気持ち悪い」

こういった言葉を浴びせられるようになるのは、高校生時代になってからだった。面と向かって言われていないが、そこまで仲良くなかった同級生が、裏でささやいていたのは聞こえていた。でもボクの身近な友人達はゲイであることを認めて普通に接してくれていた。

大学生になり、最初にカミングアウトした藤田君がボクのことについて書いた日記をインターネットで見つけた。

「ホモで気持ち悪い奴」

まさかボクが読んでいるなんて思いもよらないだろうし、そんなことを書いてあったらどうしようと恐る恐る日記を読んだ。

「考えがはっきりしていて色々なことに気づかせてもらえる不思議な友人」

そう書かれていた。独りパソコンの前に座って涙ぐんでしまった。

今のボクが同性愛者であることに、深く悩んでいないのも誰かに受けていれて貰えたという記憶があるからだと思う。同性愛者であることを受け入れてくれた友人たちにとても感謝している。

<おわり>