ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

インターネットの同性愛世界<2>

 はじめて同性愛についてインターネットで検索をしてみた。そして検索結果が表示されるのをドキドキして待った。

「とうとう踏み込んでしまった・・・」

 ボクはそう後悔しながら恐る恐る検索結果を見た。

「あれ?大丈夫そう・・・」

 予想に反して、検索結果は同性愛という言葉の意味を説明したサイトや、同性愛をテーマにしたニュースサイトの記事など、どれも普通のサイト名ばかり表示されていた。

「前から同性愛についての記事はニュースサイトで見ていたし、この程度の内容なら本で読んだ内容とそこまで変わらないな・・・」

 ボクは肩透かしを食らった気分になった。もう少し検索キーワードを変えた方がいいのかもしれない。そう思ったボクは頭の中に思いついた言葉を入力した。

「ゲイ 出会い」

 自分が入力したキーワードを見て少し恥ずかしくなった。でも自分の中で自然に出てきた言葉だから仕方がない。ボクは勇気を振り絞って検索ボタンを押した。しばらく待つと検索結果が表示された。先ほどの検索とは違って怪しそうなサイトが沢山ヒットしていた。

「やっぱり検索するキーワードによってヒットするサイトの質も違うよな・・・」

 検索結果を見ていると同性愛者専用の出会い系サイトがいくつか見つかった。試しに一番最初に表示されていた出会い系のサイト名をクリックしてみた。その出会い系サイトは関東地方や関西地方や中国地方や九州地方といった各地方ごとの掲示板に分かれていた。ボクは試しに関西の掲示板を見た。

「すごい・・・ボクが見た数分前にも投稿されている。日本全国のどれだけの同性愛者がこのサイトに投稿しているんだろう」

 ボクは少し投稿内容を見ただけで怖くなり慌てて検索サイトに戻った。投稿内容は生々しくてボクには早すぎた。少し落ち着つくのを待ってから、また検索サイトに戻った。

「もっと地域を限定してみたほうがいいのかもしれない」

 先ほど入力した検索キーワードに、ボクが住んでいる京都を追加してみた。

「ゲイ 京都 出会い」

 キーワードを入力して検索ボタンを押した。すると前回と同じように出会い系の掲示板がいくつかヒットした。地名を入れた分だけ情報が関西に限定されていた。しばらく検索結果を眺めているうちに、京都ハッテン場ガイドというサイト名に目についた。

「京都ハッテン場ガイド・・・確かハッテン場って同性愛者の出会いの場になってる所だっけ?」

 以前、読んだ本にハッテン場についての記載があったことを思い出していた。本にはハッテン場で起こった殺人事件なども書いてあり、ハッテン場=殺人事件が起こるような、とても怖い所だという印象が強かった。でもハッテン場自体がどういったもので、何が起きているのかよく理解していなかった。

「結局、ハッテン場って何なんだろう。気になるけど殺人事件が起こるような場所だよな・・・でもネットでホームページを見るだけならいいかな・・・地名もボクの住んでるところだから気になるよな・・・」

 ボクは好奇心にかられて、検索結果からサイト名をクリックした。

 「京都ハッテン場ガイド」

 このサイトとの出会いが、ボクが本格的に同性愛の世界へ入るきっかけとなる。

<つづく>