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ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

インターネットの同性愛世界<3>

第9章 インターネットの同性愛世界




京都ハッテン場ガイドというホームページだが、存在したのは今から10年近く前の話だ。ボクが大学を卒業してから間も無く閉鎖されてしまい、現在は見ることができなくなっている。

恐る恐るサイトを表示したボクは少し驚いた。どこかの危ない企業が運営しているホームページだと思っていたが、個人が作成したホームページのようだった。トップには管理人の自己紹介のページもあった。早速、自己紹介のページを見てみた。

「へぇ・・・京都市内に住んでる同性愛者の人が作った個人サイトなのか。ぼやけた本人の写真付きで丁寧に自己紹介がされてるし日記のページもあるな」

手作り感が溢れるホームページになんとなく親しみを抱いていた。ハッテン場=殺人事件の印象が少しだけ和らいでいた。

管理人の自己紹介のページを一通り見た後、メインの京都市内のハッテン場が紹介されているページに移った。そこに書かれたハッテン場に少し目を通しただけでボクは驚愕した。

「え・・・ここってハッテン場なの?何度も行ったことある!」

いくつか目についたハッテン場だけでも、観光客がよく行く場所があった。京都市内に住んでいたボクも当然、何度も行ったことがある場所だった。そしてページ内で紹介されているハッテン場に目を通して行くうち、あるハッテン場に目がついた。

「この○○温泉って・・・ボクがよく行ってた銭湯だ!」

そのページには、ボクが足を触られて一緒にサウナに入ろうか?と誘われた銭湯名が書かれていたのだ。ハッテン場の紹介文には○○大学の近くで大学生が多く、大学生目当てのゲイが多いと書かれていた。さらに丁寧なことに、狙い目の時間帯や露天風呂やサウナなどがスポットだと記載されていた。

「やっぱりそうだったのか・・・常連客の何人かは間違いなく同性愛者だったんだ・・・そして同性愛者の出会いの場だった露天風呂にボクは意図せず飛び込んでいて、あの人はボクを同性愛者だと思って手を出してきたのか・・・」

このサイトを見たことで、ようやくボクの中の疑念が払拭された。

<つづく>