ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています。毎日更新中@福岡

はじめての有料ハッテン場<11>

 三人(実質は二人だけど)で十五分間くらい攻め続けていただろうか。短髪の男性は大きな声を出してイってしまった。

 短髪の男性はぐったりと目をつぶって横になっていた。マッチョな男性はテッシュで自分の手を拭いてゴミ箱に捨てると、さっさと部屋から出て行ってしまった。

「えっ……このまま声もかけずにやり捨てていくの」

 あまりの冷淡さにボクは呆気に取られていた。

 その場にはボクとメガネの男性だけが残された。ボクは短髪の男性が汚れたままぐったりしているので、テッシュで体を拭いてあげながら、「大丈夫ですか?」と声をかけた。すると短髪の男性はかすかに頷いた。手はずっと繋がれたままだった。しばらく見ているとそのまま疲れ果てて寝てしまったようだ。ボクも部屋から出ようと思って立とうとした時だった。

「いや〜凄かったね」

 メガネの男性は、汚れた手をテッシュで拭きながら小声で話かけてきた。

「そうですね……びっくりしました」

「君、二十代だよね?」

「そうです。二十一歳の大学生です」

「俺は三十二歳。実を言うと、君の後を追いかけて来て、この部屋に入ってきたんだ。さっき通路ですれ違った時から、君のことが気になってた」

「そうなんですか……」

「彼より君の方が好みのタイプなんだけど、俺としない?」

 ぐったりと寝ている短髪の男性を指差しながらそう言った。唐突の申し出に戸惑いながら、ボクはメガネの男性をじっくりと観察した。思ったことをズバズバ言ってくるけど、見た目は静かで真面目そうな清潔感のある感じの人だった。髪型も普通くらいの長さで、体型も痩せてもないし太ってもない普通体型だった。割とボクの好みのタイプかもしれないと思った。

「本当にボクでいいんですか? バックとかできませんけど?」

「いいよ。そっちはあまり経験がないよね? 嫌と思ったら嫌って言ってね。その時は止めるから」

「ありがとうございます」

「じゃあ……どっか個室に移動しようか?」

<つづく>