ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

同性とのファーストキス<10>

 ボクにとって京都は、色々な意味で同性愛者としてデビューすることになる街だ。

 ボクは高校を卒業してから地元を離れて京都の大学に行くことになる。そして京都に住み始めてから、修学旅行で訪れた観光地に懐かしさと苦い思い出を噛みしめながら再び訪れることになる。さらに観光だけでなく別の意味でも再々訪れることになる。ただ時間帯は全く違って深夜ばかりだ。そう……大学時代のボクはインターネットで野外のハッテン場があることを知って、どんなところがハッテン場になっているのか気になって巡ってみたのだ(人生経験として行っただけで、肉体関係とか結んだことはないけど)。他にも出会い系の掲示板の書き込みを通して知り会った人との待ち合わせ場所にしたりした。

 少し話が逸れるけど、いくつか紹介したい。

 まずは京都御所だ。もう少し大人になって歴史的な背景を理解してから訪れると面白いのかもしれないけど、中学時代に修学旅行で訪れた時は面白くも何もなかった。実は京都御所のある場所が、野外ハッテン場になっている。誰が始めたかは知らないけど、昔々に天皇が住んでいた場所をハッテン場にしているなんて恐れ多いと思う。

 ボクは大学生になって、河原町であった飲み会の帰り道に、ふと京都御所に立ち寄ったことがある。そこで関西でそこそこ有名な同性愛者の方と出会うことになる(当初は誰か分からなかったけど、本人から説明を受けてネットで調べて驚いた)。最後まで肉体関係は持たなかったけれど、ボクのことを好きになってくれて大学を卒業しても連絡を取り続けてくれた人だ。ボクの同性愛者としての多くの知識は彼から学ぶことになる。京都御所には深夜に何度か訪れたけど、禁門の変で出てくる蛤御門など真夜中に見て歩いたのは、なかなか怖くて面白かった(京都御所は真夜中でも学生が楽器演奏の練習をしたり、走ったりして自由に出入りができるのだ)。暗闇の中で、蛤御門に残っている銃弾の跡を探したりもした。

<つづく>