同性愛者の住宅事情<1>

 先日、書いた記事の中で少し住宅に関して触れたので、引き続き書いて行こうと思います。 

 

 ボクの住んでいる場所は福岡市内から離れている田舎のため、新築住宅を購入している人が圧倒的に多い。職場の同僚も家庭持ちばかりで、結婚して子供が生まれた段階で賃貸を解約して新築住宅を購入する人ばかりだ。稀に独身の女性がいて新築マンションを購入している人がいる。どちらにせよ田舎のせいか賃貸派の人は少ない 

ざっと思いつく不動産の選択肢を上げると以下があると思う。

○不動産購入
 新築住宅の購入
 中古住宅の購入
 新築マンション購入
 中古マンション購入

○賃貸
 賃貸住宅
 賃貸アパート
 シェアハウス

○その他
 親と同居して実家に引き続き住む

 現在、ボクは「賃貸アパート」に住んでいる。

 職場の同僚からも早く新築住宅か新築マンションを購入するように勧められることが多い。若い頃なら住宅ローンを組みやすいという理由があるのかもしれないけど、「ずっと賃貸でお金を払い続けると損をするよ」と、よく言われる。ただボクにとって別に賃貸派とか購入派のどちらが金銭的に得かは興味はない。

 ボクは「ゲイとして独身で生きて行く上で、どの不動産を撰択するのがいいのか?」、その点に興味がある。

 ボクは有料ハッテン場で知り合ったゲイ仲間に、どういった不動産に住んでいるのかこっそりと訊いてみることが多い。裸のまま抱き合って話す内容ではないのかもしれないけど、個人的な関心で訊いてしまっている。ボクが訊いた限りでは以下の順番だった。

 1位:親と同居して実家に引き続き住む
 2位:新築マンション購入
 3位:賃貸アパート

 2位と3位は、ほぼ同じぐらいだった。女性と結婚しているけど、実は隠れゲイという人は「新築住宅の購入」が多かったけど、その人たちは省いている。ボクは「賃貸アパート」が多いかと思ったけど意外と少なかった。でも都心部になるほど「賃貸アパート」あたりが増えてくるのではないかと予測している。

ボクの住んでいる「賃貸アパート」は、2LDK(約60㎡)で家賃が5万円だ。都心部だと2LDKで5万は難しいかもしれなくて、田舎ならではの物件なのかもしれない。建物自体は古いけどリフォームされて台所やトイレや洗面所や風呂の設備は全て新しくなっている。ボクのアパートは、夫婦で入居か家族連れで入居しかいなくて、一人暮らしをしているのはボクだけだ。同じアパートの同居人からは変人ぽい感じで見られている気がする。

<つづく>