同性愛がテーマのブロガー仲間たち<1>

 先日、ボクのサイトの記事についてchuckさんに言及していただいた。  

 

 このサイトの文章を書く際、手書きのメモ帳を見ながら書いている。サイトに載せる文章の草稿をメモしているページもあるし、いつか触れたい内容をリスト化してメモしているページもある。そのリストの中に、「chuckさんについて書く」という走り書きがある。

 もともとサイトを始めるにあたって、「はてなブログ」を選択したのも、「はてなブックマーク」のランキングでchuckさんの記事を読んでからだった。同性愛者としての先駆者がいる方が書きやすいと思って「はてなブログ」を選択した。ゲイ関連をテーマにして「はてなブログ」で書いている人が何人かいるけど、chuckさんは中心の一人だと思っている。

 ボクは福岡に住んでいるし、東京にいるchuckさんとは面識もないのだけれど、失礼ながら性格的にボクと似ている……と思っていた。

 ボクもノリが悪くて、話すが下手で、全くモテるタイプではないと思いながら大学時代を過ごしていた。ゼミの飲み会でもいつも浮いていて居心地が悪かった。社会人になってからは、ホモ扱いを受けることでイジられて飲み会でも浮くことはなくなったけれど(別の意味で浮いていたけど)。

 ボクは大学時代に一ヶ月半ほど台湾で過ごした経験もある。chuckさんも台湾に行ったりしている。ボクが台湾に行った話は同性愛とは全く関係がないので、このサイト内で詳しく触れないけど、ふらふらと独りで台湾の夜市を歩いてまわったり、台湾人の知り合いの方にいろいろな観光地を案内されてまわった。普通の観光ではいけいないような地元の人が住んでいる住宅にも泊まったし、いくつかの台湾の大学内部も見せてもらったりした。chuckさんが書かれた台湾の記事を懐かしい気持ちを抱いて読んでいた。

 ボクも同姓愛者として、海外に行って生きてみたいと憧れた時期があった。同性愛者にとって日本は生きづらいからだ。海外に行けば何かが変わるんじゃないかと思った。だからchuckさんの生き方を影から観察していた。でもボクは諦めてしまって、こうやって日本で生きている。同じく「はてなブログ」を書いているブロガー中には、Auntie Kさんのように海外で同性婚されている方もいる。

 

 ボクは業務系のパッケージソフトを開発していて、同じシステム業界でもchuckさんとはかなり違う分野に属すると思うけど、chuckさんとはシステム業界で働いている点も同じだった。

 そんな訳で、以前からchuckさんのことが気になっていた。

 本当は打ち明けるつもりはなかったんだけど、恥ずかしながら勢いで……chuckさんに関連して「あること」を打ち明けてみる。

 <つづく>