ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

同性愛者の性長記録<4>

 そんな訳で、ボクは夜になると自室にこもってアニメ雑誌を並べて夜のオカズにしていた。

 きっと今の子供たちからすれば、何でこんなことをしているのか分からないだろう。今の子供たちはインターネットがあるから、すぐにゲイ向けの画像や動画も見れる。それこそスマホのアプリを使えば同じ同性愛者とも気軽に会話もできる。ボクの子供の頃に比べたら羨ましいくらいに恵まれてると思う。ボクの子供の時代には、そんな便利な物は全く無くてインターネットすら始まっていなかった。パソコンといえばPC98シリーズがようやく一般家庭に普及しつつあるぐらいだった。特に田舎では同性愛を扱ったコンテンツは少なく、ノンケのようにエロ本やアダルトビデオは簡単に手には入らなかった。

 ボクと同年代のゲイの人たちが、どうやって子供の頃の性欲の処理をしていたのか知りたいところではあるけど、このサイトに書いているような情けない話は、なかなか話してもらえないと思う……というか書いているボクもとても恥ずかしい。

 そのアニメの主人公が十三歳。そして中学一年生になったボクも同じ十三歳になっていた。ちなみにガンダムで最初から最後まで見たのは、このガンダムとZガンダムぐらいだ(どちらの作品も登場人物が、もの凄い勢いで戦死していった)。とくにガンダムというカテゴリーが好きな訳ではない。

 アニメ放送当時は、ボクは十二歳で同性愛にも目覚めていなかったので、その主人公を見ても何も思うところがなかった。ただ子供ながら、大人っぽい雰囲気があるのが何となく好きだなといったぐらいだった。それなのに中学生になってから性に目覚めると、特にこれといった理由もなくアニメ雑誌を開いて、その主人公を見ながらおかずにしていた。他に選択肢がなかったから自然と始めたように思う。

 子供の当時だけで見れば、ボクと同じ歳だしショタ好きという訳ではないと思う。ただ大体の人が感じたことがあると思うけど、年齢を重ねるにつれてアニメや漫画の登場人物が気がつくと年下になっているという状態がやってくる。それはボクも二十歳になってくらいに漠然と感じていた。ただボクは大学生になってインターネットでゲイ向けのアダルト動画を見始めてから、急速にアニメや漫画キャラからは離れていった。そして同時に自分より年下の男性にも興味が無くなっていった。もともと同性愛コンテンツなんて存在しない田舎で生きてきたから、アニメや漫画の登場人物の他に手軽に性欲を発散できるものがなかっただと思う。

 ついでに書いてしまうと、ゲイ向けのアダルト動画に出演している人たちも三十代の半ばになると、みんな年下になっていく。

 この人たちって……きっと自分よりも十歳は近く年下なんだろうな。

 そう思いながら動画を見ていると少し切なくなってくる。かなり古いアダルト動画を見ていると、この出演している人も、きっと今では三十代後半か四十代になっているのかな?とか。そんな意味のないことを考えてしまう。

<つづく>