ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

動画『やる気あり美 確信』の感想

 

 この『確信』という動画は、ボクと同じくはてなブログを書いている高橋さんの記事を読んで知ったんだけど、毎日のように見ている。動画のタイトルには「恋する10代LGBTへ」と書いているんだけど、年上の人たちが見ても懐かしくてたまらないと思う。

 ボク自身もノンケの人たちの何気ない一言に本当に惑わされてきた。

 中学時代に好きだった生徒から、抱きつきながら「神原さん。結婚しよ!」と言われたりした。ボクは真っ赤になって「彼は天然で言っているだけだから期待するな!」と繰り返し胸中でつぶやいていた。

 昔一緒に仕事をしていた仲間から電話で「神原さんは誰よりも俺のことを知ってるから分かってくれると思うけどさ」と言われたりした。ボクは真っ赤になって「なんでボクが君のこと知ってるのか理解できないの?君のことが好きなんだよ!」と繰り返し胸中でつぶやいていた。

 職場近くの喫茶店に行ったら、仕事上がりの馴染みの若い男性店員とすれ違って、「神原さん!なんで店に来てくれなかったんですか?神原さんが来るのをずっと待ってたのに!」と言われたりした。ボクは真っ赤になって「いや!だから今来てるし、それに昨日も君がいない時間にコーヒー買いに来てるんだよ」と慌てて返答をしていた。

 こんな感じで散々とノンケ達からの、何気ない仕草や言葉に惑わされてきた。もちろん……惑わされたと言っても嬉しかったんだ。でもちょっと切ない気もしていた。

 歌詞の中で特に以下の箇所が好きだ。

ボクは彼だと決めていた疑惑と願望の結論でした。

 ボクも今の職場で5歳年上の好きな男性がいる。もしかしたらゲイじゃないか?とずっと疑ってたんけど30代後半で結婚してしまった。その時に、ただのボクの恥ずかしい願望だったんだと思った。

好きなのは彼一人だけで、他の誰かじゃだめだった

 さらにボクの職場にはゲイであることを公にしている人もいたんだけど、ボクはそのカミングアウトしている人に恋愛感情を抱いてないから、同じゲイだと分かっても何も意味はなかった。だって……ボクが好きなのは5歳年上の男性だけだったから。

 歌詞の最後の箇所が、「その目が、その手が、その言葉が」から「この目が、この手が、この言葉が」に変わっているのも素敵だと思う。

 一番目の歌詞は、友人を含めてノンケたちの、「その目が、その手が、その言葉が」に振り回されて、二番目の歌詞は、片思い中の同性をゲイではないかと疑って「その目で、その手で、その言葉で」に振り回されて、三番目の歌詞は、片思い中の同性がゲイではないと分かっても思い切れずに「その目が、その手が、その言葉が」に振り回されて、最後の歌詞は、自分自身の「この目が、この手が、この言葉が」が誰かに届くのだろう?となっている。

 この歌詞の流れにぐいぐい引き込まれて、ボクの再生回数は既に30回を超えていると思う。高橋さん素敵な動画を教えてくださってありがとうございます。