ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

ゲイブログを書く前後<28>

 そして素直な気持ちに従って書いたのは以下の文章だ。この文章を書きたいという気持ちが溢れ出して書き始めたら止まらなかったのを覚えている。


 きっとこの文章を素直な気持ちで書けたのは、chuckさんやヤシュウさんや高橋さんと出会ってゲイブログを毎日書き続けてきて、そしてコメントをくれた九州に住む25歳の「なおさん」と出会えたからだと思う。

 このゲイブログを書き初めた頃だったら、そもそも書くつもりもなかったし、とても恥ずかしくて書かなけなかった文章だ。でも最近のボクには、もう恥ずかしいという気持ちも無くなってしまった。恥ずかしい話なら、既に散々に書いてしまったからだと思う。

 結局、「現在」から自分の「過去」のことを振り返って文章を書き続けて結果、たどりついたのは「現在」から自分の「未来」に宛てて文章を書くことだった。 

 ちょうどこのサイトを始めて1年間を迎えた2018年2月6日に以下のような文章を書いた。

このサイトを初めてよかったと思える点はいくつかあるのですが、さっきのように「イベントに参加するつもりです」とここに書いてしまえば、逃げる訳にはいかなくなります。ボクはなかなか勇気が出ない性格なので、このサイトに書いてしまえば引っ込みがつかない状況になりますし、あえて書き込んで自分を追い込んでしまうのもありだなと思っています。『春になるのが待ち遠しい』

 この時は、少し照れ臭くもあって正直な気持ちが書けなかったけど、今なら正直な気持ちで書ける。ボクは去年の年末に「具体的に何か行動していきたい」と書いてきた。そして年が明けて、少しづつだけど実際に行動していくことができた。

 毎日、文章を書き続けて感じていたことがある。

 言葉には……言葉にして発したことを現実にするような「言霊」のような力があるように思う。

 きちんと「言葉」にして文章に書いて残すことで、なんだか言葉に残したものが現実として引き寄せられてくるように感じていた。だから自分がどう生きていきたいのか、これから望んでいる将来について文章にして書いた。自分の「願い」を文章にして書き残すことで、いつか叶うかもしれないと思いながら書いた。自分が書き残した「言葉」が、いつかきっと現実を引き寄せてくれるかもしれないと信じながら書いた。

神原さんがどんどん先に行ってしまいそうで、置いていかれるのも荷物になるのも嫌だから……

 コメントをくれた「なおさん」は、こんなメッセージをくれた。

 もしそう感じているのなら、むしろボクが先に行くように後ろから後押ししてくれたのは他でもない君だ。「いつまでも過去のことばかり文章に書いてないで、先に進まないといけないよ」と後押しをしてくれたのは君だ。

 今はまだ勇気が持てなくてごめん。

 でもボクは有料ハッテン場やゲイアプリや出会い系の掲示板経由でもない場所で、ゲイの姿のままで誰かに会いたいと思っている。そして「言葉」に書き残すことで現実を近づけようとしている。

 これから先、ボクとなおさんの間に、「縁」があるかどうかは分からない。

 ただ……ボクは少し極端な性格だから、ゲイの姿のままで誰かの前に立つことができるようになったら、何の抵抗も無くなってしまって、どんどん沢山のゲイ仲間に出会っていくことができるようになるかもしれない。その先に、ボクとなおさんの「縁」もあるかもしれないと思っている。
 
<つづく>