ゲイブログを書くこと。書き続けること<1>

「毎日、文章書くのって大変じゃないですか?」

 最近、そういった質問をされる機会が増えてきた。

 その質問はメールやtwitterのメッセージ機能からだったり、他にも実際に会った方からだったりもする。

「特に大変じゃないですよ」

 その質問には、いつも同じような回答をしてた。

 でも……心の中では別のことを考えていたりする。

「止めようにも止められないくらいに、文章を書くことにハマっています」

 そんなこと照れながら書いたり言うわけにもいかず。どうせ、うまく説明はできずに変人扱いされて終わるだけだろうからと言葉を飲み込んでいる。

 そもそもボクにとっては、この質問自体が意外だった。「なんでこの人は、こんな質問をしてくるんだろう?」と、不思議に思っていた。例えば昨日みたいに、寝坊してしまうことがあったとしても、それはそれで楽しんで文章を書いている。

 どうやら周囲から見れば、毎日書くことはしんどいことに見えるようだ。

 その質問の答えをメール経由なら文章にして返信できるけど、個別の人に長々と文章を書くわけにもいかない。それに口頭になると説明するのが下手だから、うまく説明ができない。

 どうせなら、ここで回答しようと思う。 

 もともと、このサイトを立ち上げて文章を書くきっかけは、自分が読みたいと思った文章が無くて「それなら自分で書いてしまおう」と思ったのがきっかけだった。

 その辺の経緯に関しては、過去に書いている。

 読んでもらえれば分かるけど『ゲイブログを書く前後』の中でも、途中から文章を書く目的が変わってきている。
 
 つまり文章を書く目的って、ボクの中で次々と変化してきている。

 そして気がついてる方がいるかもしれないけど、ここ最近は「過去の出来事」をあまり文章に書いていない。まだ、「過去の出来事」で書かないいけないことは沢山ある。でもボクの中で書く優先度が下がってきている。

 そういえば「毎日書いてて書くネタが尽きないの?」という質問も何人からか受けた。

 書くペースが遅い理由もあるけど。でも過去の出来事を書くだけで、まだ6ヶ月くらいは書き続けることができる。それに過去の出来事を書いてる途中で、また新しく書きたいことが出てくる。だから「いつ終わるんだろう?」と疑問に思っている。

 それで何で「過去の出来事」について書かなくなってきてるのかというと、さらに文章を書く目的が変化してしまったからだ。

 以前は、思いついたことをメモ帳に書いて、その走り書きを見ながら文章を組み立てていた。でも最近はメモ帳に書くことすら止めてしまった。

 その日になって、ただパソコンの前に座って、その瞬間に書きたいと思ったことを書くようになった。
 
 その辺の心境の変化について、もう少し詳しく説明していく。

<つづく>