誰かと一緒に過ごすこと<その2>

続きに書きたい文章があったけど、ちょっと予定を変更することにした。

今日も朝6時前に家を出て、仕事場近くの喫茶店にいる。

でも家を出た瞬間に、

「寒いっ!」

と思った。手袋をつけてコートを着たいくらいに寒かった。さっきから喫茶店でキーボードをタイプしているけど、指が寒さでかじかんでしまって打ちにくい。

「これはいよいよ朝早くに喫茶店で文章を書くのは無理かもしれない」と思いつつ歩いていると、暗かった空が徐々に明るくなってきた。出かける前にNHKニュースで東京の中継が流れるのを目にすると、すっかり夜が明けてしまっていて福岡との時差を感じる。

出勤しながらずっと考えていて、まとめて文章を書く時間を、休みの日の午前中に作るか、仕事が終わって家に帰る前に喫茶店に引き篭もって無理やり時間を作るしかないのかな?と思えてきた。

でも朝早くに仕事場に向かっていて、真っ暗の中でランニングやウォーキングをしている同年代を人を見かけると「負けてられない」とも思えてくる。

ただボクが毎朝やっているのは、彼らのように爽やかな運動ではなく、ゲイブログを書くという、極めて地味な文系ぽいことをしているのが悲しい。

ボクは器用じゃないから、生活のリズムの一定になるような状態でないと、なかなか文章を書くことができない。

とりあえず年末まで、どうやって毎日サイトを更新する時間をどう確保するのか模索していこうと思う。もし無理であれば曜日を絞るなど土曜日と日曜日は更新を止めるようにする。

規則正しい生活という土台があるから、こんなことを思うのかもしれないけど、ムキになってサイトの更新を続けて、うまくいっている他の日常生活の分野に影響を及ぼすのも嫌だ。

そう言えば、ここ最近は過去に出会った人たちのことを中心に書いてるけど、

「これって書いても大丈夫なのかな?」

と心配になることがある。

女装やら陸上のユニフォームやら、少し際どい内容を書いて過去の出来事を洗いざらい晒してしまっている。

付き合っている彼は、このサイト経由で出会った人なので、間違いなくこの文章を読んでいる訳で、ここまで詳しく自分の過去の出来事を書いてると、何やら新しい変態プレイをしているような気分になってくる。でも過去の出来事に関しては、もう洗いざらい書いてしまって、そろそろ書くことが無くなってきつつある。

まともにゲイとして活動していたのは大学時代だけで、そこまで多くのゲイと会っている訳ではないし、出会った人の人数が少ない分、一人ひとりの相手のことをよく覚えている。今書いている「絶対に会えてよかった」の章と過去に書いた文章の中で、ほぼ過去に出会ったゲイの人達については書き尽くしてしまう予定だ。

どちらにせよ、文章を書く時間を確保することだけでなく、あるタイミングで書く内容をどうしていくのかも考えていかなくてはいけないと思っている。

もともと、このサイトを書き始める前、社会人になったボクとゲイの世界との接触は有料ハッテン場しかなかった。過去にも書いてるけどゲイアプリは試しに入れてみたけど、ほとんど使ったことがない。今は有料ハッテン場にも行かなくなったので、もうゲイの世界との接点も無くなってしまった。

唯一の接点が、このサイトくらいだ。

今は自分のことをゲイとして認識する時間が、このサイトの文章を書いてる時間と彼と会っている時間だけだ。ちなみに彼もゲイの世界との接点がほとんどない。

今のボクには、ゲイアプリをしている時間なんてないし、有料ハッテン場に行く時間もない。仕事をして、家事をして、散歩して、ゲイブログを書いて、その他の細かいことをして、それだけであっという間に一日一日が過ぎ去ってしまう。それに彼と付き合い始めてから、今まで慣れ切った生活のリズムが崩れてしまった。料理を覚えたりと、もっと別なことに時間を使いたいという思いも出てきている。

でも前も書いたけど、どうせ毎日生きていけばめんどくさいことは次々と起こってくる。

一人でやれないことはないかもしれないけど、どうせ一人でいても二人でいてもめんどくさいことは起こってくるのだから、めんどくさいことも一緒に分かち合っていきたい。