ゲイ以外の側面の共通点について感じてること

あともう少しで『絶対に会えてよかった』の章が書き終わる。

この章の中には、ボクの過去の「性」に関する体験をほぼ盛り込んでしまっているから、書き終わったら生々しい性体験に関しては書くことが無くなるはずだ。もちろん細かい話はあるけど、それほど大きな話は残っていない。ようやく恥ずかしい過去の性体験について書くことが無くなるとホッとしている。

ここ最近、生々しい「性」に関する文章ばかり毎日書いているけど、とても複雑な気持ちになってくる。どちらかというと、ボクの人生の中では「性」よりも「仕事」と「日常生活」が大半を占めているのに、どうしてもゲイに関する過去を紐解いて文章を書き始めると「性」に関して書くことが多くてしまう。

それだけ「ゲイの側面」と「性の側面」が近い位置にあったんだと思う。

fuchi00.hateblo.jp

それで「仕事」に関する文章を書いた『ふちさん』のゲイブログを読んだ。

ボクも20代の頃から仕事に熱中していた。仕事をしている時間は自分がゲイである側面には目を向けないで済むから「目を逸らす」という意味でも仕事ばかりしていた。自分から上司に「もっと仕事をさせて欲しい」と言ったくらいだった。

ふちさんが書いた文章を読んで20代の頃の自分の姿を思い出した。

mituteru66.hatenablog.com

もちろん今も仕事が好きだけど、30歳前半を過ぎた頃から少しだけ考え方が変わってきた。今は仕事のことを考える時間が少なくなってきている。

それというのも最近は「みんな仕事をしているフリをしているだけで、そんなに仕事してるわけじゃない」と強く感じているからだ。

ボク自身も定時までは忙しく働いているけど、今は週に3日か4日も出勤すれば仕事が回るような気がしている。もちろん時期によって状況は変わってくるけど、ふと職場の同僚の働いている姿を眺めて、自分の働いている姿を冷静に見つめ返して感じた。世の中はどんどん便利になっていて、特に対人関係が少ない職種に関しては、もっと働く時間が短くて済むように感じている。毎週5日も出勤して8時間近く職場にいる必要はないように感じている。

これ以上は、ゲイブログから話が逸れてしまうから詳しく書くのは控える。

ただ、もう少し「仕事」に対する時間を減らして、もっと別のことに時間を使う方がいいように感じた。どうせ死ぬまで逃げ切ることはできないので、もっと自分の「ゲイの側面」に向き合って時間を使う方がいいように感じた。

それでこういったゲイブログを書くことに時間を使い始めた。

もう一つ気になっている文章がある。

ztp.hateblo.jp

最近、noteからはてなブログに移行してきた『悠さん』のゲイブログ。

ボクも更新を楽しみにしてるんだけど、ボクが付き合っている彼も更新を楽しみにしているブログだ。ボクらは悠さんが経験している「ある事」について共通点を感じていて興味がある。その話を早く読みたいと思っている。

彼と「早く更新してくれないかな」とか「コメント欄に『更新を楽しみにしてます』って書こうか?」とか「以前、彼とメールのやり取りをしたことがあるから送ってみる?」とか話してるんだけど、この場で紹介することにした。

彼とそんなことを話しながら「やっぱり自分の過去を語る」って重要だなと思った。ボクらが悠さんに興味を持ったのも、彼が書いている「ある事」に共通点を見つけたからだ。

他人に関心を持つ際、自分との「共通点」や「非共通点」を見つけながら惹かれていくように思う。自分と同じ点はあればあれば惹かれるし、違う点が点があればあれで惹かれる。もしくは離れていったりする。2つの点のバランスによって相手に対する関心の度合いが高まったり低まったする。

そういった「共通点」や「非共通点」を見つける際に、「ボクはこれこれこういう人間です」って書いて文章に残しておくのは手っ取り早くていいと思う。どんなに隠していても文章には書いている人の性格や考え方が反映される。実際に顔を合わせて話して見るのもいいけど、もっと深く内面について知ることができるように感じている。

ボクは最近になってようやく「ゲイの側面」を表に出しても「性の側面」以外に関して共有できる人に出会えた。彼はボクの書いた文章に「共通点」を見つけてくれて連絡をくれて、ボクも彼と会って「共通点」を見つけた。それで付き合っていくうちに「非共通点」も同時に見つけてた。

少し同じ部分を見つけたり。

少し違う部分を見つけたり。

そんな部分を見つけては、嬉しかったり不安になったりしている。そういった心の動きによって、相手に対してどんどん惹かれていくのを実感している。