ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

ゲイブログを読みながら振り返る1年(2018年10月-12月)

2018年の10月からの続きを書きます。

10月は、ゲイとしてイベント参加などの活動は全くしていなかった。この時期、9月末に「ある議員」が雑誌に投稿した文章について、テレビやインターネットで物議を醸していた。ちゃんと自分の目で書かれた全文を読んでから判断した方がいいと思って、その雑誌を2冊とも買って読んだ。

この問題に関して、ボクは政治家の資質やLGBTだけの問題ではないと感じている。

いろいろな問題が複雑に絡んでいるように感じていて発言を控えている。個々の問題についての専門家の立場であれば、それぞれの専門の領域での発言をすればいいかもしれないけど、ボクはそういった立場でもない。それに何か一つを原因にして単純化したくない。

このサイトでも何度か書いたけど、今年の夏くらいに若松英輔さんという方が書いた本を読んで、詩人たちの書いた「詩集」を読むようになった。今回の議員の件に関わらない話だけど、相手に面と向かって論理的に倫理的に言葉を尽くしても伝わらないと以前から考えていて、さらにインターネットの存在が事態を複雑にしてしまったように思う。

若松英輔さんの本を読んでから、沢山の言葉を書く「小説の世界」だけでなく、言葉と音楽を重ねて歌う「歌詞の世界」だけでなく、少ない言葉で構成された静謐な「詩の世界」に惹かれてしまった。

まだボクの中でも漠然しているのだけれど「詩の世界」に何か可能性があるように感じている。

それで夏くらいから「詩」の世界に興味があって詩集を読むようになった。詩集以外にも、染織家の志村ふくみさんだったり、作家の石牟礼道子さんだったり、精神科医の神谷美恵子さんだったりと、詩人ではないけれど「詩」に近い仕事をしている人たちの本を読むようになった。それまでは歴史関連の本を読むことが多かったけれど、読書の対象が変化しているのを感じていた。

ブログの方は、『文章の遅延のお詫びと近状報告』を書いた。

mituteru66.hatenablog.com

この文章を書いた日。ボクは一度寝ていたんだけど途中から起きて、そのまま明け方まで彼と会話することになった。

ようやく彼のことを知ることができた気がした。

それまでは彼と付き合っていることを文章に書くつもりはなかったけど、この日の会話を境に、いろいろと思うことがあって彼と付き合っていることを書くことにした。それから彼に家の鍵を渡したり、実家の住所を教えたりした。

11月は、まだ涼しい時期だったので、彼と車で遊びに行ったり、山に登ったり、街中を散歩したり(毎回15キロくらい歩いていた)して過ごした。冬の訪れを徐々に肌で感じていて、過ごしやすい季節に少しでも遊んでおこうという気持ちだった。それとボクの家で一緒に映画『君の名前で僕を呼んで』や『人生は小説よりも奇なり』を見たりして過ごした。どちらもゲイが登場する映画だった。

彼は寝転がってボクの膝に頭を載せて映画を見てたけれど、そんな彼から「人に甘えたいとか思わないんですか?」と質問されて、少し考えてみて「全くないです」と答えた。自分でも驚くくらい人に甘えてみたいという願望がなかった。そういえば誰かに甘える妄想もしてこなかったように思う。

この時期ぐらいに、ショウタさんから「Aiぽい」と言われるようになる。

彼からそんなことを言われても腹が立つこともなく、「確かにそうかもしれない」と納得する面もあった。むしろ彼がそんなことを気軽に言ってるくれるので、ボクのめんどくさい性格に慣れてくれているように感じて嬉しかった。

ブログの方は、九州レインボープライドに行った感想をまとめた『ゲイとしての居場所づくり2018年秋』を書いた。

mituteru66.hatenablog.com

このイベントを最後に、こういったパレードには今後は顔を出さないと決めていた。それで今年一年間で考えたことをまとめて書いた。最後まで書き終わった頃には、12月になっていて冬を迎えていた。この文章を書きながら「来年は何をしていこうかな?」と、あれこれ考えていた。今まで変化が全くない生活を送っていた分だけ、急激な変化に嬉しくもあり戸惑っている時期でもあった。

12月。彼と一緒にKBCシネマに行って映画『愛と法』を見た。ゲイカップルで弁護士の南和行さんと吉田昌史さんの仕事や日常生活を描いたドキュメンタリー映画だ。この映画だけどDVDやBDで発売する予定はないようだ。裁判を扱っている場面が多く、人の顔も多く映っているため発売が難しいようだ。まだ各地で上映しているので機会があれば見て欲しい。この映画に関しては、また別の機会に詳しく書くかもしれない。この映画がKBCシネマで上映されるのを、ボクは一日千秋の思いで待っていた。この映画のおかげで来年するべきいくつかのことが見つかったように感じている。

ブログの方は、8月からまだまだまだ引き続いて『絶対に会えてよかった』を書き続けた。

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結局、この章を年内に書き終えることができないかもしれない。12月になると寒くて早朝の5時に起き6時に家を出て、職場近くの喫茶店で文章を書くことが難しくなった。

この時期になると、休日は彼と遊んで、平日は仕事をして、家事をこなして、いろんな用事をこなして、それらをしながら毎日ブログを書く時間を作るのが難しくなった。ボクは家が毎日きちんと片付いていないと気が済まない性格をしている。どこに何を置くのかも全て決まって、不必要な物を増やしたくなかったりと、かなりめんどくさい性格をしている。そんなこんなで文章を書く時間を確保するためにTwitterを閉鎖したりした。

1年間の振り返りが終わったので、この1年のまとめと引き続いて来年について書きます。

<つづく>