ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

毎日のサイト更新を止めた前後<1>

そろそろ……毎日のサイト更新は無理だな。

毎日のサイト更新を止める前日の夜、ボクにしては珍しく寝付けなくて、深夜遅くまで真っ暗な部屋で布団に入ったまま考え事をしていた。

子供の頃から布団に入ると自分に直接関係していることはあまり考えないようにしている。自分のことを考え出したら頭が冴えてしまって眠りにつくことができないからだ。何時もは自分とは全く関係ない別の世界の出来事を想像して眠りにつくのじっと待っている。

その日の夜、サイトの更新について考え出してから「自分のことを考え出したから眠れない」と思いながらも止めることができなかった。

文章を書くには一人の時間が必要だけど、彼と付き合う時間が長くなればなるほど、徐々に一人の時間は減っていた。そろそろサイトの毎日更新を続けるための時間の確保は現実的では無くなっていた。ただ「もっと別のことに時間を使いたい」という思いと「今まで通り文章を書き続けていきたい」という思いがせめぎ合っていた。それにボクは少し極端な性格をしている。毎日のサイト更新を止めてしまったら、今度は全く書かなくなるんじゃないだろうかと心配している所もあった。

結局、朝方の3時過ぎまで布団の中で考え事をしていた。

この時点でははっきりと結論は出なかったけど「近いうちに毎日の更新を止めよう」とだけ決めた。

翌日の朝、職場に着いてから席に座って「恐らく今考えていることを彼に相談した瞬間に終わるんだろうな」と思った。そのことに気がつくと、その引き金を引いてしまってもいいような気がした。どちらにせよ少し前から考え続けていたことだったので、そろそろ悩みから解放されたかったのかもしれない。その悩みの種自体を取り除いた方が手っ取り早く、もっと悩むこと以外に時間を使いたいと思った。

ちょうどその日の昼休み中に彼からLINEのメッセージが来た。

朝に考えた通り、彼に相談した瞬間に自分の中で結論が出るだろうなと思った。

それで話の流れがひと段落ついたところで、

少し話が変わるのですがいいですか?

と話しかけた。この瞬間に「これで終わった」と感じていた。

ブログの更新ですが近いうちに毎日の更新を辞めます。

そんな文章を彼に送った。その後、彼と何通かメッセージのやり取りをした後に「ブログは十分役割を果たしてくれたと思いますよ。お互いにとって。」と返信が来た。ボク自身も同じことを思っていた。

彼とのメッセージのやり取りが終わってから不思議な感情と涙がこみあげて来た。

うまく説明はできないのだけれど、長い間、積み重ねて来たものが「これで終わる」と思うと、どこか寂しいようなどこか解放されたような、ようやく一つの仕事が終わったような気がした。

それから家に帰って『一つの区切りを迎えました』というタイトルで文章を書いた。

その後、彼から電話がかかって来て文章が書き終わったことを告げた。ついでに前日の夜に長い間、考え事をしていてあまり寝ていなかったことを告げた。すると彼から「もっと頼って欲しい」という感じで怒られてしまった。他の案件もだけど、口に出した時、ボクの中では「こうする」という結論は既に出てしまっていることが多い。彼と付き合いだしてから少しは人に甘えられるようになってきたけど相変わらず甘えるのは苦手だ。

文章を書き終えた翌日から2日間続けて彼と遊ぶ予定だったので、これから先はサイトの更新に関してあれこれ考えなくていいと思うと「一つの区切りをつけてよかった」と電話で話しながら心から思った。

一人でいる時間はいつでも作れる。

ずっと一人でいて自分のために多くの時間を使ってきたのだから、しばらくの間は一人でいる時間を捨てても構わないと思った。これから先は文章を書くための時間のバランスを取りながら、もっと身近にいる人のために時間を使っていきたいと思った。

<つづく>