ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。過去や現在のことを綴っています@福岡

おのぼり二人紀行<22>

野郎フェスの会場から出ると11時半少し前くらいだった。

 

予想はしていたけど、やっぱり売られていた同人誌の大半の絵柄は、僕の好みではなかった。

 

そういえば彼と話していると、僕の好みの男性タイプは「少し風変わりなのかな?」と感じることが多々ある。

 

例えば10人男性がいるとして、ゲイの人たちが順番に好みのタイプを選んでいくとする。どうやら僕が選ぶ好みのタイプの順番は一般的な人とは真逆なようだ。普通は最後とか最後から二番目か三番目くらいに選ぶ人から順番に選んでいくらしい。

 

僕が好きなるタイプは学校のクラスでも浮いている人が多かった。世間の目を気にすることなく我が道を往く人が多かった。過去にも職場で「ゲテモノ好き」と言われたことがあった。僕が好んで付き合っている社員は、周囲から言わせると、癖が強くて、あまり協調性がないような人が多いらしい。

 

以前、彼から「浮気してもいいよ」と言われたことがある。

 

彼に理由を訊くと「浮気したら、それを理由にいじれるから」というような答えが返ってきたのだけれど、数日後に「やっぱり浮気をしないで欲しい」と言われた。理由を訊くと「せっかく浮気してもいいって言っているのに、実際に浮気した相手を見たらイラつきそうだから」と言っていた。彼に言わせると「なんでこんな相手と浮気するの?」と言いたくなるような相手を、僕は高確率で選ぶ傾向が強いらしい。でも、それを言っちゃうと「僕と付き合っているあなたはどうなるの?」という感じだけど、まさに彼は僕の好みのタイプで、かなり癖が強かったりする。

 

そういえば野郎フェスの参加者の大半はゲイなのだけれど、なんとなく新宿2丁目でよく目にするゲイの雰囲気とは違っている人が多いように思えた。短髪で体を鍛えている感じの人は少なくて、どちらかというと対照的な人が多かった。体育会系の人よりも文科系の雰囲気を持った人たちの方が多くいたように思う。一方で売られている同人誌の絵柄は体育会系の方が多かった。

 

僕たちは野郎フェスの印象をお互いにぽつぽつと述べながら、次の目的地である中華街まで歩いて『南粤美食(なんえつびしょく)』という広東料理店で昼食を取った。

 

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ここまでの旅行中の食事代だけど、それなりにかかっている。でもこういった時はケチケチしないで使うと決めていた。ちなみに僕は中華街に来たことは初めてだった。それで食事を終えて中華街をぶらぶらと一周した。それから元来た道を戻って、駅の側にある『横浜ユーラシア文化館』に行った。

 

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「なんだか、もう一週間くらい旅行しているような気分だなー」と考えていると、ほぼ同時に彼の方も同じことを言っていた。5日間の旅行だったので、ちょうどこの昼が折り返し時点だった。終わりが近づいて来て少しだけ寂しくなった。僕たちは常設展も回ってから、次の目的地に移動した。

 

<つづく>