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ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

母親にゲイとバレる日<1>

第5章 母親にゲイとバレる日




中学時代と高校時代、学校内で包み隠さずカミングアウトしていたボクだけど、ある日、近所に住んでいる友人と教室で雑談している中、恐ろしい話を聞かされることになった。

「そういえば、俺の母親が神原の母親とスーパーマーケットで会ったんだけど、神原の母親にお前がゲイってバラしたらしいよ」

聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。学校内でカミングアウトしていたボクだけど、親にはカミングアウトしていなかったのだ。学校内でカミングアウトしていれば、当然親の耳にも入ることを考えそうだけど、当時のボクは全くといっていいほど考えていなかった。

「えっ・・・マジで言ったの?本当に?」

内心は絶望していたけど、なるべく冷静を装いながら聞いた。

「いや〜冗談だって!!そんな話するわけないし、そもそも俺の親に神原がゲイとか話してないから」

よかった〜と安心したのも束の間、こいつ本当の事を言っているのだろうか?と疑念がふつふつ沸き起こってきた。ボクの母親からもよくスーパーマーケットで彼の母親と会うとは聞かされていたし、彼の母親はおしゃべりで有名だったからだ。

ボクの母親は仕事をしているし、ほとんど近所付き合いをしないタイプだけど、いつか母親の耳に入ってもおかしくない。そもそも学校内でカミングアウトしてれば、親の耳にも入るだろうに、自分のバカさ加減に絶望した。友人から聞かされた後、授業中もずっと母親にバレているか気になって家に帰るのが気が重たかった。

ゲイの業界で生きていると親にカミングアウトしている人は少ないように思う。本人がカミングアウトするつもりがないのにしてしまうこともある。ボクの知り合いには、交通事故に巻き込まれてしまい、入院した子供を看病するため親が上京して、子供の家に鍵を借りて入ったら、ゲイ関連の雑誌やDVDが散乱していて、退院したら雑誌やDVDがきちんと整理されて棚に並べられていたとか怖い話を聞いた。