ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

はじめての有料ハッテン場<12>

「すみません……そろそろ行きますね」

 ボクは寝ている短髪の男性に声をかけた。彼は微かにうなずいてから繋いだ手を離してくれた。

 ボクらは手を繋いで、まっすぐに伸びている通路の途中にある個室に入った。通路には相変わらず何人かの男性が壁に寄りかかって立って、ボクとメガネの男性が入っていく姿を目で追っていた。

 ボクらは布団の上に向かい合って座った。メガネの男性の腕を見ると、右腕にロッカーキーをつけていた。「この人はタチなのか、ボクはネコだから相性はいいかな?」と思った。ボクが緊張で動けないでいるとメガネの男性が手を伸ばしてボクの体を触ってきた。ボクも勇気を出して手を伸ばして体を触った。しばらくお互いに体を触り合った後、思っ切り抱きついてきた。そして、ボクらはそのまま布団に寝転がった。

「いっ……痛い」

 締め付ける力が強すぎた。あまりに締め付けが強すぎたので、しばらく我慢していたけど、痛みの限界に達したので恐る恐る気持ちを伝えた。

「あの……痛いです」

「あっ……ごめんごめん」

 力を弱めてくれたけど、それでもまだ少し痛かった。しばらくすると、今度は抱きついたままボクのお尻を抓るように激しく触ってきた。何度も何度もボクのお尻を触っては抓ってきて痛くてたまらなかった。ボクにはなんとなくメガネの男性の好みがわかってきた。

「もしかして……抱きつくの好きなんですか?」

「わかった? 抱きつくの大好き。君は暖かくて気持ちがいいよ」

 恐る恐るもう一点ほど指摘した。

「もしかして……尻が好きなんですか?」

 メガネの男性は笑い声を上げて認めた。

「俺って尻フェチなんだ。君の尻ってプリッとして可愛いよ。最初にすれ違った時から好みのお尻してるって思った」

 そんなこと言われて嬉しいというより、滅茶苦茶に恥ずかしかった。まぁ、人の好みは、それぞれだし尊重しようと思い、ボクの方からもキツく抱きついてあげるとメガネの男性は凄く喜んでいた。お尻を抓られるのは痛かったけど。

 ボクらは抱きついたまま会話を続けていた。

<つづく>