プールの監視員にドキドキしてます

前職のノンケ友人(村上)との会話でカミングアウト済み関係です

神原:少し前に体の衰えが激しいと記事に書いたけど、一月前から週に三回のペースでプールに通い始めたよ。 

 

村上:どこかのジムに通い始めたの?

神原:いやいや。ジムじゃなくて市営プールだよ。ジムも考えたんだけど、料金が高いし、それに筋トレには興味がないから市営プールに通い始めました。子供の時に水泳を無理矢理に習わされたから、平泳ぎ、クロール、背泳ぎ、バタフライと一通り泳げるんだけど、まともに泳いだのは、十年ぶりぐらいのような気がする。

村上:それはそれは……筋肉痛が大変だったろうね。

神原:久しぶりに泳いだら、体が覚えてるのか普通に泳げたんで調子に乗って、七百メートルくらい泳いだら、急に肩のあたりが痛くてたまらなくなってプールから上がって、服を着るのに腕が痛くて上がらなくて、一人で更衣室でもがいてました。服を着るのに三分くらい更衣室で服とバトルしてました。腕の角度を変えたりして、なんとか服を着ることができた……一時は誰かに助けを呼ぶか、上半身裸で帰ることを考えてました。まぁ……三回目くらいから筋肉痛も無くなって、一・五キロくらい泳げるようになったけど。体を動かすのは気持ちがいいね。それに嫌なことも忘れることができるよ。

村上:どうせ嫌なことを忘れるついでに、水着姿の男性にトキめいてたという訳か……(`Д´)

神原:それが市営プールのせいか、お爺さんやお婆さんが多くて、若い男性は滅多にいないんだ。でも泳いでる人にはカッコいい人はいないけど、監視員に可愛い子がいるよ。

村上:君にとっての可愛い子って、もちろん男だよね?

神原:もちろん! 年下だから恋愛対象にはならないけど、二十代中盤くらいで細身の可愛い顔した子だよ。細身だからゲイ受けは良くないかもしれないけど。彼の方を見ないようにしてるのに、自然と視線が彼の方に向いてしまう。このままでは危ないと思って、ゴーグルで視線を隠しながら、こっそり見ている自分がいるヾ(*´∀`*)ノ

村上:君は監視員を監視してるのか(;^ω^)

神原:平泳ぎで息継ぎのため顔を出す時、視線の先に彼がいると、体はしんどいのに胸キュンしながら泳いでる自分がいます。あぁ……俺は今、彼に向かって泳いでるんだ。とかアホ丸出しですけど。

村上:まさか監視員の子も、同性からそんな視線で見られてるなんて思わないだろうね。

神原:監視員の子と視線が合うと、意味もなく頑張って泳いでしまう情けない自分がいます。そして泳ぎすぎて翌日はバテバテ状態になってしまう (>ヘ<)

村上:とりあえず変な気は起こさないようね。可愛い子も鑑賞できて、体も鍛えられて、一石二鳥だね。でも肉体は若返ってるかもしれないけど、精神的にはおっさん化しているね……