ゲイとして生きる場所を作ること<3>

 昨日の記事の続きを書きます。

 

 地元の人たちと関係を築いていくのが難しいと痛感したので(まだ継続して活動は続けているけど)、いろいろ考えた結果、このサイトを書き始めてみた。このサイトを始めた理由は以下の記事に書いてる。

 

 このサイトを始めるのには、もう一つ別の理由もあって、それは一冊の同性愛をテーマにした本を読んでからだけど、それについては、いつか書こうと思う。

 このサイトのアクセス分析はまともにしていなくて、ほとんどSEO対策もしていない。サイトを始めた目的が違うので、アフィリエイトのリンクも全く貼っていない。検索サイト経由からは、ほとんどアクセスがないということぐらいは把握している。そもそも検索サイト経由のアクセスがない原因は分かっていて、各記事のタイトルのつけかたが悪いのだ。「深夜のカミングアウト<2>」や、「深夜のカミングアウト<3>」など、記事の件数は多いのに同じタイトルの記事が多いからだと思う。はてなブログ経由のアクセスが圧倒的に多いけれど、もともと同性愛をテーマにしているので限られた人たちから徐々に色々な人に読んでもらえたらいいなという気楽な感覚で書いていた。

 そんな気分で記事を書いてたんだけど、先日、このサイトに、あるコメントを投稿してくれた人がいた。

福岡に行く用事があるので会いませんか?

 そのコメントを仕事中にスマホで読んだ時、とても嬉しかった。

 どんな人が投稿してくれたんだろうと色々と妄想して、職場で微笑みそうになるのを必死にこらえていた。

 ただ……冷静になってみると、ボクはこのサイトを経由して誰かに会うことを考えて書いてなくて、どうコメントしたらいいか、仕事中もずっと考えていた。散々に迷った挙句、実際に会う決心がつなかったので断りのコメントを書いた。彼と実際に会ってみたかったけど、まだ勇気が持てなかった。そしてボクは返信を書きながら、自分の足りない部分に気がついた。

<つづく>