同性愛者としての初体験<11>

「とりあえず布団をひいて電気を消さない?」

 ボクの言葉にヒロト君は頷い抱きしめていた体を離した。ボクは急いで敷布団とタオルケットを押入れから出してひいた。そして天井の電気を豆電球にした。そしてお互い苦笑いしながら服を着たまま抱きしめ合った。

「暖かくて気持ちがいい」

 ヒロト君は気持ちよさそうに抱きついていた。ボクらは布団に寝転がった。「そうだね」と相槌をうった。さてこれからどうしようかと考えていると、ヒロト君がボクの上半身を触ってきた。

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