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ゲイとして生きる君へ

中学時代に同性愛に目覚めカミングアウトしてました。現在は隠れゲイ@福岡。過去の思い出や現在のことを綴っていきます。

ノンケに生まれ変わりたい<4>

第7章 ノンケに生まれ変わりたい




ボクらは待ち合わせの時間にバイト先で落ち合い、近くのファミレスに移動して雑談をしていた。バイト先の話やサークルの人間関係の話などを中心に話していたが、恋愛話をしている時にカタハラさんが言った。

「他の男の人と話すのと違って、神原くんと話してると女同士で話してるみたいな気がする」

ボクは答えた。

「同じようなこと結構言われるんだよね」

「やっぱり?なんでかな〜恋愛観とか結婚観とか絶対に男の視点じゃないよ。実はゲイなんじゃない?」

「ばれた・・・実は◯◯君のことが好きなんだ。◯◯君に抱かれたい」

ボクはさらりと冗談めかしてカミングアウトしていた。

「そうなんだ!◯◯君とならお似合いだよ。結婚式には呼んでね!」

彼女はボクの答えを冗談だと思っているようで笑っていた。でも女性は鋭い。似たようなことを他の女性からもよく言われ、母親からも言われた。

「あなたと話してると、自分の子供というより女友達と話してる気がする」

でも女性と友達感覚で付き合えるというのも、困った特殊能力でもある。この友達感覚が、女性側には優しさと勘違いされるケースが多々ある。ボクにとってはそれは優しさではなく、本当に友達感覚で接してるだけなのだ。大人になっても職場で、そこまで親しくもない同僚の女性から、職場の女同士の人間関係の悩みを相談されたり、前触れもなく悩み相談のメールが来たりすることがある。昼休みに付き合ってもない職場の女性から食事に誘われ、職場の人間関係の愚痴を言われるのも困るのだ。職場の同僚から付き合ってると勘違いされることも多々あった。男性と女性の気持ちを中途半端に理解できる同性愛者というのも困りものだ。

ボクのカミングアウトを冗談と受け取った彼女は楽しそうに話し始めた。

「そういえばさ〜前から思ってんだけど◯◯君と◯◯君って怪しくない?」

またこの手の話が始まったな・・・ボクは思った。そうボクと彼女の気が合うもう一つの理由がある。彼女は男同士のカップリングを妄想して楽しむ。今でいうところの、BL(ボーイズラブ)好きなのだ。

<つづく>