生き方の選択肢を提示すること

少し前から、文章を書くのを再開させている。

 

過去に書き始めておきながら、途中で止まっていた文章を最後まで書き終わらせ、もしくは最後まで書き終えていたけど、書き足りないと思った箇所に追加している。しばらくの間、この書き方で時間を見つけて文章を書いていくつもりだ。もちろん書きかけ途中の文章も続けて書いていく。

 

新規で文章を書き起こすのではなく、過去の文章に追記する形で書いているので、このサイトを定期的に読んでいる人たちには、どこが更新されているのか分からずに不親切だと思う。

 

最近、更新頻度は減っているけど、以前と変わらず、このサイトに新しく訪れて、最初から最後まで読んでくれる人がいる。その人たちが読みやすいように過去の文章を更新していきたい。そもそも僕が書いている文章は時事的な内容が少なく、一人のゲイの生き方を書いているもので時間が経過しても関係ない内容だ。今から新しく読む人たちのためにも書いていきたいと思っている。

 

それに一度公開した後に、手軽に新しく文を追加したりできるのも、紙に書いて配布された文章ではできないもので、ネット上に書かれた文章でしかできない面白い点だと思っている。

 

話は変わって、近状について少しだけ書いておく。

 

最近も相変わらず、数か月前に購入した不動産に時間を投入している。

 

以前、彼と一緒に『ポツンと一軒家』という番組を見ていた時に、茨城県の人だったと思うけど、山奥に一軒家を自力で建てている人がいた。その人は仲間達と一緒に家の基礎工事から始めて2年くらいかけて家を建てていて、なかなか興味深い発言をしていた。

 

「家を建てるのに数十年もローンを組んだりしているけど、それなら少しくらい仕事を辞めて家を建ててもいいんじゃないですか?」

 

確か、こんな感じの内容を、こともなげに話していた。

 

この発言を聞いて「これは面白い」と思った。

 

ついでに、その人は家を建てたことによって住宅建築のスキルまで得て、住宅や物の修繕など、何でも屋として職を得て働くようになった。確かに、一から自力で住宅を建てれば、そういった能力も身につくだろうと思った。その人の生き方を見ていて合理的だと感じた。別に真似をするつもりはないけど、一つの生き方の選択肢を提示してくれていたので興味深く見ていた。

 

僕たちの購入している不動産は、住宅の基礎もあるし、そもそも山奥でもなく都市部と田舎のちょうど中間点だけど、自力で改修できる箇所は、やっていきたいと思っている。数十年のローンを組むのは無駄だし、賃貸でずっと家賃を払い続けるのも無駄だ。格安で一括で購入できる不動産を買って安く済ませたいと思っている。

 

こういった生き方の選択は、なかなか一人ではやろうとは思わない。

 

二人だからできる選択だ。

 

そんな訳で、休日は朝から日暮れまで彼と一緒に作業をしている。体はクタクタになるけど、夢中になってやっているとあっという間だ。それに「次はあれをしたいよね」と二人で言いながら一緒に未来のことを考えているのは幸せな時間だと思う。