何のために?

我々は何のために来たか。

人のために何かをさし出すためである。

私は何も他のことを知らず

ただ詩によって何かをさし出すためである。

私を食え、食いちぎれ。

私のつくった小さい実を食いちぎれ。

その時はじめて私は一緒に喝采に加わるつもり

 

これは永瀬清子の『短章集』という本の中に書かれたものだ。

これ文章を読んだ時、これは僕が望んでいる生き方だと感じた。